書籍・雑誌

2010/01/15

ジェネラル・ルージュの凱旋

どうでもいいですが、どうして上下巻なんでしょうsweat01

桜宮シリーズのひとつです
ここまでくるとミステリーの範囲をずれてます
最初の怪文書あたりと田口の「ひっかけ」はミステリーっぽいけど、あとは医療エンターテイメントですね
一気にひきこんで、たたみかけて、最後まで読ませちゃうのは相変わらす

総合病院の現状、現場のお医者さんや看護師さんの苦悩、速水医師の「方法」は方便だったけど、もっとなんかいい方法ってないのかなぁと考えます
総合病院のお医者さんたちは、この小説を読むまでもなくTVの報道番組でも十分語られていることなので、その辺の開業医さんたちの豪邸などをみるにつけ、こういう人たちは急患も手術もなしに「医者」としていられるのにそうやって大変な思いをしてる人もいるんだなと、苦労の差で優劣を決めるわけではないですけど

エーアイについては、いつものこの作家さんの医者としても主張
自分は、この方法はいいことだとはおもうけど、わがままをいえば自分の検査するCTでこれをされているのはイヤだなぁ、できれば、別の専用CTがあったらいいとおもう

しかし、この桜宮サーガどんどん時系列と人間関係がこんがらがってきます
年表みたいなのがほしくなりますが、これは詳しくやったら色々読む前のばれっちゃうことも多いので、とりあえず巻末の年表で補足してます


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2010/01/14

デアゴスティーニ

週刊パティシエと作るケーキアンドデザートが完結
100号なのに101号があってsign02
101号は100号分の索引号

家族が創刊号から買いはじめて、20号くらいからだんだん店頭で買うのが困難になってきて、確か30号くらいでは定期購読に切り替えた
30号まで続けるとご褒美でなにかもらえたのですが、その後はそこまで続ける人は最後まで買ってくれるという読みなのかsweat01それ以後の特典はなし

時々、レシピでなにか作ってくれたけど、結構、レシピが本格的で、意外に手に入らないような素材とか道具とかそれ素人には無理ジャンみたいな技術満載
…パティシエと作るだからねthink
夏にチョコのデザートレシピ三昧だったりして(夏はチョコが常温で溶けるので一般家庭では向かない)季節感のない感じはどうかとおもうが、100号分のレシピは結構圧巻だったりwink

ちなみに、バインダーは市販のやつだと微妙な感じでジャストフィットするのがなくて、サイトからバインダーを取り寄せました

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2008/11/21

しゃばけ

いつも本屋でみかけていて、面白そうと思うものの手にとって買うまではいかずにいた
「江戸時代のお化けの話」と決め付けていたので、おどろおどろしいのはいうのはイヤだなぁという勘違いのせい
あらすじからはそんなことは微塵も感じなかったので購入した
購入後、ドラマになるのを知る

大事に育てられた大店の一人息子で、病弱でなにかあると寝付いているので箸より重いものは持たせてもらえない、外出にはお供が必要でそれも遠くには出してもらえない、17歳のいい青年の一太郎が主人公
お供が、妖(あやかし)で白沢と犬神が人間に化けてついている
なぜ、それらがお供になっているのかは主人公のおじいさんが小さいときにつれて来たからで、実は、人間にはみえないはずの妖が主人公には見えるので、家の中にも色々な妖が居ついているのを知っている
その若旦那の一太郎が、だれにもいわずこっそり家を抜け出して事件に巻き込まれてしまったので、さあたいへんなはなし

ミステリーっぽくすすんでいくが、なんか途中でミステリー部分は話がみえちゃった
でも、おもしろかったので最後まで飽きたりしないし、なぜ主人公のまわりに妖がいるのか説明もあったのでミステリーは二の次という感じになった
江戸時代が設定年代だけど、あんまりかたく時代考証していないので古い感じがしない
というより、一太郎とそのまわりの人々があまり江戸時代の人っぽくないので、説明くさくなく主人公に教える様子をとれば、読んでる人にもその時代こんな感じだったというのがわかる仕組み

ほかのシリーズも読んでみたくなる

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2008/10/31

天切り松闇がたり 第4巻 昭和侠盗伝

ずいぶん前に買ってしばらくほうっておいた
続きがなさそうだったので、じっくりと読もうとおもったのだけど、読み始めたらあっというまだった

虚実をおりまぜ、その時代を描くのは、やっぱり上手いなぁとおもう
でも、安吉親分は隠居状態に近いし、寅弥も栄治もぱっとしないし、常さんとおこんねえさんと松蔵の話
おこんねえさんは、いつもかっこいいとか、松蔵の「天切り」は、なんか失敗確率たかくないかいとか、この後、この人たちはどうやって生きていくのだろうとか、色々思うことがあったけど、戦前の昭和の激動の時代を生きて歴史の生き証人になった人たちの誰も書かなかった側面を物語にしましたみたいなところがみえて、ちょっと、期待してたのとは違うなぁと気がついた
もっと、「盗人」をなりわいとした人たちの「業」をみたかったのだけど、だんだんとそれが薄れてきた
この人たちが「盗人」のまま一生を過ごすというのがどんなのか読みたかったのだけど、それを美化したらよくないのだろうなぁ
肝心の松蔵の活躍ぶりが、闇がたりと同じように小気味よくスカッと決まらないのがちょっと不満

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2008/10/24

容疑者Xの献身

映画化になって、文庫化した、いわずと知れたベストセラーで、直木賞受賞作
探偵ガリレオ (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
は楽しく読めたけど、長編はソリがあわなくて読みずらいことが多かったので不安を抱えながら手にとった

そんなこと気にならない一気読み
まぁ、前作で雰囲気に慣れてたこともあるのだとおもう
映画向きな内容だと思った

数学得意じゃなかったからきっとだまし問題解けないし、四色問題に紙と鉛筆で解き明かすなんてことは到底理解できないし、変人ガリレオに一目置かれるって人間としてどうなの?とか、色々考えながら読んでいたら<だまされていたところが「あれ」だと最後まで気が付かなくて「えぇぇ~sign02
そうだったけ?とまた最初から読み直す始末
ずっぽり術中にはまってしまったのでした

ガリレオの苦悩も楽しみになってきた


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2008/10/17

ナイチンゲールの沈黙



「チームバチスタの栄光」の続編というより、シリーズ第二弾という感じ

読む人に対してわかりやすく自然に医療現場を色々な角度でみせてくれて、解説してくれて、問題点もあげてくれて、昼行灯を決め込むグッチーとロジカルモンスター白鳥が、病院関係者が絡んだ不可解な事件を解決する
バチスタともおもむきが違っていて、なんかファンタジー風、厳密に決め付けるとミステリーじゃないような話ですが、新たなキャラクターが白鳥に匹敵する性格で知り合いでライバルで、登場人物がニギヤカになってきて、続きが楽しみなシリーズになってきました

でも、この本単体としては内容が薄いというか、続く話はもっとおもしろいから待っててくださいみたいな引きの部分が強い感じがした
続きを早くよみたいですが、子供も読むので諸事情で文庫落ちまで待たないといけないところがお預け食らったペット状態です

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2008/05/30

死神の精度

映画化されて興味がでた伊坂 幸太郎 さんの作品
その人間がまだ生きるに値するか死すべき人間か7日間で調査して結論をだす死神が主人公の短編集
意外なところで意外な展開で意外なつながりがよかった

人間のミュージックをこよなく愛して、調査の大半をミュージックを聴くことに費やし、仕事にやってくるといつも雨で、大抵の人間には「可」の評価をくだしてその死を見届ける
いろいろな人間に会い、人間のすることに時には手を貸し、時には傍観し、話相手になったり、事件の片棒を担いだり、でも決して相容れない
シニカルでトンチンカンな死神の会話が、逆に人間観察が楽しいようにみえる
ミュージックを聴くついでに仕事をこなすといいながら、実は人一倍(死神一倍?)仕事熱心なのかも

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2008/05/16

ザ・万歩計

万城目 学 さんのエッセーをあつめた本

文章を書くということが好きになった理由とか、鴨川ホルモーを書くまでのウソかホントかわからない話、鹿男あをによしのヒントを思いついた話、大学時代の話、海外にバックパッカーで旅行して色々大変な思いをした話、サラリーマン時代の話、「黒い稲妻」の話は、経験があったので読みながらうなずいた
色々なことが面白おかしくかかれてて読んでて楽しかった

願わくば、このままエッセーだけを書き続けることにだけはならないようにheart01

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2008/05/09

ホルモー六景

万城目学さんの鴨川ホルモーの続編、というより、ホルモーにまつわる短編集みたいな感じ

鴨川ホルモーは、主人公の阿倍にまつわる人たちの様子しかわからないけど、この本は別の大学のメンバーの様子とか、古今東西連綿と続くホルモーの様子とかが垣間見えて、前作を読んで面白かった人が読めば、ほくそえみながら読むこと請け合いみたいな内容です

短編の一つ一つが完結していながら微妙にリンクしてるとこ、色々さりげない小道具が重要な意味があったりするところ、意図せず目的を達してしまったり、実在の人物と架空の物語を混ぜてみたり、ホルモー本編の裏話になっていたり、ハバ広いホルモーの世界が垣間見られます

鴨川ホルモーが気に入った方は読まないとソンです

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2008/05/02

鴨川ホルモー

万城目 学 さんのデビュー作
鹿男あをによしが、おもしろかったので勢いに乗って読んでしまった

ホルモーとはなんでしょう?と惹かれて読んでいるのに全貌が明らかにされるのは主人公と同じ時
それまでは、意味ありげなセリフではぐらかされて、さっぱりなんのことだかわからない
ただ、それが大学のサークルだということ、負けたら「ホルモー」とおたけびをあげなければならないこと、負けるという言葉で何かの勝負で色々なルールが細かくある競技であること、そしてそのサークルの人間関係も絡んで色々複雑怪奇な出来事まで起こってくる
でも、どこか気が抜けた感じがするところがよいかなぁ
わけがわからないのに、なんとかなるさ~、所詮は誰かさんの手のひらの上みたいに達観しているスガ氏がホルモーそのもののような気がしてきます

もしこんな競技に自分が引き込まれたら?
「匂い」のする人間とおもわれたくないなぁというのがホンネかな


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